ひまわりのイラストを描く際、多くの人が「中心の種の部分を描いた後、花びらを順番にぐるりと一周描き足す」というアプローチを取ります。実はこれこそが、途中で花びらの幅が狭くなったり、左右非対称に歪んだりする最大の原因です。
プロのイラストレーターも実践する、歪みを根底から排除した基本の3ステップは以下の通りです。
ステップ1:中央の円(種の部分)を描く
まずは中心に少し大きめの丸を描きます。ボールペンやサインペンで描く場合、完全な真円を目指すよりも、わずかに横長の楕円を意識すると自然な立体感が生まれます。子ども向けのタッチにするなら、この円の中に笑顔の表情を描き込むのもおすすめです。
ステップ2:十字方向に「4枚の基準花びら」を配置する
ここが全体の仕上がりを左右する決定的な裏ワザです。中心の円に対して、時計の12時・6時・9時・3時の位置に、長めのしずく型(涙型)の花びらを4枚先に描き込みます。この4枚が全体のスケールと縦横比を固定するアンカー(指標)の役割を果たします。
ステップ3:隙間を埋めるように花びらを重ね、茎と葉を添える
先に描いた4枚の隙間に、同じサイズのしずく型花びらを1〜2枚ずつ差し込んでいきます。最後に花びらの根元の隙間から、奥にある花びらの先端を小さく三角に覗かせることで、密度感と奥行きが一気にアップします。下部にスッと伸びる太めの茎と、葉脈をくっきり描いた大きな葉を左右非対称に配置すれば完成です。