どうしても高速道路を使ったロングツーリングを快適にこなしたいオーナーの間で、定番となっているチューニングがスプロケット交換による2次減速比のロング化(ハイギア化)です。
純正のドライブ(フロント)スプロケットは15丁ですが、これを16丁(サンスター製など)へ1丁上げるカスタムが極めて高い効果を発揮します。フロントを1丁上げると、同一車速におけるエンジン回転数が約400〜500rpm低下します。
100km/h巡航時の回転数が下がることにより、手元に伝わる激しい微振動のピークゾーンを外すことが可能になり、エンジン音の唸りも一段階穏やかになります。副産物として高速巡航時の実燃費が向上するメリットもあります。ただし、発進トルクはわずかに薄くなるため、ゼロ発進時に半クラッチをやや丁寧につなぐ運転技術が求められます。
さらに物理的な振動対策として、以下のパーツ導入が定番です:
- ヘビーウエイトバーエンドの装着:ハンドルの共振点をずらし、手のひらへの痺れを大幅に緩和。
- 耐震ゲル入りグリップ(デイトナ製プログリップ等)への換装:高周波振動をゴムの弾性で吸収。
- 大型ウインドシールド(汎用スクリーン)の追加:胸元への直撃風を頭上へ逃がし、首や肩の筋疲労を激減。