Q1:積水ハウスが騙し取られた55億円は最終的に全額戻ってきたのですか?
A1:全額は戻っていません。犯行グループが即座に資金洗浄を行い、海外送金や暗号資産、現金引き出し等に分散させたため、差し押さえ等で回収できたのは全体の1割にも満たない数億円規模にとどまっています。
Q2:主犯格のカミンスカス操や内田マイクの判決はどうなりましたか?
A2:刑事裁判において、主犯格の内田マイク被告に懲役12年、フィリピンへ逃亡したのち拘束されたカミンスカス操被告に懲役11年の実刑判決が確定しています。その他の共犯者グループにも次々と実刑判決が下されました。
Q3:事件の舞台となった五反田の「海喜館」は現在どうなっていますか?
A3:本物の所有者の死去に伴い正当な相続人が土地を売却し、旭化成不動産レジデンスによって再開発されました。旧海喜館は解体され、現在は地上30階建ての高級タワーマンション「アトラスタワー五反田」が完成しています。
Q4:なぜ積水ハウスのような大手企業が偽物を見抜けなかったのですか?
A4:一等地の買収競争で他社に負けたくない焦りがあったことに加え、偽造書類の精度が高かったこと、さらに本物の所有者から届いた警告文を「妨害工作の怪文書」と決めつける組織的な正常性バイアスが働いたためです。