検索エンジンで大学名を打ち込むと浮上する「やばい」というネガティブワード。在学生への聞き取りやSNS・知恵袋などのコミュニティ分析を行うと、この言葉の裏には全く性質の異なる3つの要因が絡み合っていることが判明しました。
1. 偏差値序列によるネットスラングの氾濫
第一の要因は、学歴フィルターや大学序列を論じる匿名掲示板特有のバイアスです。偏差値40前後の私立大学を一律に「Fラン」「定員割れ寸前でやばい」とレッテル貼りする風潮が、実態以上の悪評を拡散させています。しかし、定員充足率や経営母体である学校法人薫英学園の財務基盤を見ると、安易に経営危機と結びつける根拠はありません。
2. 医療系特有の実習・進級ハードルの高さ
第二の要因は、在学生側から発せられる「勉強が過酷すぎてやばい」というポジティブな悲鳴です。特に理学療法学科などの保健医療系では、臨床実習の事前準備、症例レポートの作成、国家試験対策の模試ラッシュが課されます。安易な気持ちで入学した学生が単位取得に苦しみ、その厳しさがSNS等で吐露されることで、「ブラックでやばい大学」という誤認に繋がっています。
3. キャンパス立地と周辺環境のギャップ
第三の要因は、キャンパス周辺の生活環境です。本部のある庄屋キャンパスは大阪府摂津市の落ち着いた住宅街に位置し、都心部の大規模キャンパスのような華やかさには乏しい側面があります。「想像していたキラキラした大学生活と違う」という一部の口コミが誇張され、やばいという表現で語られる一因となっています。