橋本稜の韓国ネタと双璧をなすスクールゾーンの強力な武器が、俵山峻が手掛ける「人間観察ネタ」と「バレエネタ」です。俵山が演じるキャラクターは、実在の誰かを直接模倣するのではなく、「誰もが一度は遭遇したことがある絶妙な一般人」を再構築したものです。
ピアノ教室の先生、地方公務員の窓口対応、独特なテンションで話しかけてくる親戚のおじさん、電車内で見かける乗客など、声のトーンや目線の配り方、手の震え方に至るまで緻密に設計されています。視聴者に「いるいる!」と膝を打たせる観察眼の鋭さは、業界関係者からも極めて高く評価されています。
さらに注目すべきは、俵山が見せるクラシックバレエの動きを取り入れた身体表現です。実は俵山自身が幼少期からバレエのレッスン経験を持っており、しなやかな身のこなしや足先の伸び、独特のポージングを笑いに昇華させています。本格的な技術の裏付けがあるからこそ、単なるドタバタ芸ではなく、気品と滑稽さが同居した唯一無二のエンターテインメントへと昇華されています。