すべての病棟で一律のルールが適用されているわけではありません。患者の免疫力や治療フェーズに応じて、病棟ごとに警戒レベルが明確に分かれています。
とりわけ注意が必要なのが新潟大学病院小児科病棟での面会です。小児科や新生児集中治療室(NICU・GCU)では、RSウイルスやインフルエンザ、麻疹、おたふくかぜなどの小児感染症の持ち込みが命に関わる重大なリスクとなります。そのため、面会可能な人物は「患者の両親(または法定代理人・主たる養育者)」のみに絞り込まれ、祖父母や親戚の面会すら厳格に制限されるケースが一般的です。さらに、15歳未満(中学生以下)のきょうだいや子供の病棟立ち入りは原則禁止とされています。「孫の顔を見せて励ましたい」「下の子を連れて一緒にお見舞いに行きたい」という意図があっても、病棟の手前で制止されるため、事前の預け先確保が必須条件となります。
集中治療部(ICU)や高度救命救急センター、冠疾患集中治療室(CCU)などのクリティカルケアエリアでは、面会時間はさらに短縮され、1日数回(例:11:00、15:00、18:00などの指定枠で各10〜15分程度)、かつ同居家族などごく限られたキーパーソンのみに入室が許可されます。患者の生体モニターや生命維持装置が稼働する空間であるため、入室時には手洗いやガウン、手袋の着用が求められる場合もあります。