業者へ連絡して数日間の訪問待ちや出張費を発生させる前に、室内機と室外機の双方で即座に実行できるエアコンが冷えないときの応急処置を実施してください。軽微な熱交換不良やセンサーの誤作動であれば、わずか数十分で冷房機能が回復するケースが多々あります。
最初に行うべきは、エアコンのフィルター掃除手順に沿った吸気口のメンテナンスです。ホコリがびっしりと詰まったフィルターは空気の循環を遮断し、冷房効率を最大で25%以上低下させます。
【正しいフィルター掃除の手順】
1. エアコンの電源を切り、前面パネルを開けてフィルターを慎重に取り外す。
2. 掃除機を使い、フィルターの「外側(オモテ面)」からホコリを吸い取る(裏から吸うと目が詰まる原因になります)。
3. 汚れがひどい場合は、シャワーを使って「裏側」から水圧をかけて洗い流し、薄めた中性洗剤と柔らかいブラシで軽く擦る。
4. タオルで水気を拭き取り、直射日光を避けて風通しの良い日陰で完全に乾かす(半乾きはカビや異臭の元となります)。
続いて、マイコンの一時的なバグをリセットする「電源プラグの抜き差し」を行います。リモコンで運転を停止させた後、コンセントから電源プラグを抜き、約5分〜10分間放置して内部基板を完全放電させます。再度プラグを差し込み、冷房運転を最低設定温度(16〜18度)・風量「強」で稼働させ、冷風が出るか確認してください。