死戦期呼吸とは?いびきとの決定的な見分け方とAed・胸骨圧迫の真実に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
意識を失って倒れた人が喉を鳴らしている際、それが睡眠時無呼吸症候群や単なる深い眠りによる「通常のいびき」なのか、生命の危機である「死戦期呼吸」なのかを判別する基準は極めて明確です。最大の識別点は、「胸郭(胸とお腹)の動き」と「呼びかけに対する意識の有無」に集約されます。
通常のいびきは、狭くなった気道を空気が通過する際の振動音であり、息を吸うたびに胸やお腹が規則正しく上下します。肩を強く叩きながら大声で呼べば、身じろぎをしたり呻き声を上げたりする反応が見られます。これに対し、死戦期呼吸といびきの違いを観察すると、死戦期呼吸では胸郭の規則正しい上下動が完全に消失しています。胸は動かず、まるで金魚が水面で空気をもとめて口をパクパクと開閉させるように下顎だけが大きく動き、数秒から十数秒の長い沈黙の後に突然「ガハッ」「ヒュー」としゃくりあげるような音が響きます。
以下の比較表は、救急医療の現場指標をベースに、死戦期呼吸・正常呼吸・通常いびき・看取り期の呼吸の違いを体系化したものです。
項目死戦期呼吸(あえぎ呼吸)通常のいびき・深呼吸編集部の見解・評価胸とお腹の動き胸郭の上下動なし(下顎や首だけが動く)息を吸うと同時に胸やお腹が持ち上がる最重要チェック項目。服の上からでも胸の動きを確認すべき呼吸のリズムと間隔途切れ途切れで不規則(5〜15秒に1回など)一定のリズム、または一時停止後に規則的に再開「間隔が長すぎる」と感じた時点で心停止を疑うのが原則発声・呼吸音の質喘ぐような音、喉の奥のうめき、詰まった異音鼻や喉の気道振動音(ガー、ゴーなど)音だけで判断せず、意識の有無と必ずセットで評価する意識と刺激への反応完全消失(呼びかけ・強い刺激に無反応)刺激により体動がある、覚醒する、嫌がる無反応で異常な呼吸なら、1秒も迷わず心肺蘇生を開始する直ちに行うべき行動119番通報・直ちに胸骨圧迫・AED装着体位変換(横向きにする・気道確保)「普段どおりの呼吸ではない=心停止」として即行動が鉄則