夕張市の借金353億円はなぜ生まれた?財政破綻の真相と2026年現在のリアル

夕張市の借金353億円はなぜ生まれた?財政破綻の真相と2026年現在のリアル

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夕張市の財政再建を語る上で欠かせないのが、2011年に全国最年少(当時30歳)で市長に就任した鈴木直道氏(現・北海道知事)の存在です。東京都の派遣職員として夕張に赴任した経験を持つ鈴木氏は、市長給与70%カット・退職金100%カットという自ら身を削る姿勢を示し、破綻自治体の象徴として国内外に支援を訴えました。

鈴木市政が成し遂げた最大の転換点は、単なる借金返済一辺倒の「縮小均衡」から、地域再生のための投資を認める「攻めの財政再建」への計画改定(2017年)です。国との粘り強い交渉により、地域再生事業への予算配分を勝ち取り、行政機能を中心街に集約する「コンパクトシティ構想」を本格始動させました。

その象徴が、2020年にオープンした拠点複合施設「りすた」です。図書館、子育て支援施設、行政窓口を一体化し、長大な地形に広がりすぎたインフラ網を生活圏の中心へ再編。鈴木氏の後を継いだ厚谷司市長のもとでもこの方針は継承され、効率的な行財政基盤の確立へと結びついています。

吉田 誠
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吉田 誠

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