「ラベンダーは青みがあるからイエベには似合わないのではないか」「ブルベ専用のカラーではないか」という懸念を耳にすることがあります。しかし、これは明確な誤解です。ラベンダーベージュは、ベージュ(温かみ)とラベンダー(涼やかさ)のハイブリッドカラーであるため、薬剤の配合比率をコントロールすることで、あらゆるパーソナルカラーに完璧にフィットさせることができます。
ここでは特にオーダーが多い「ブルベ夏」と「イエベ秋」を例に、プロが現場で行っているアプローチを紐解きます。
◆ ブルベ夏(サマータイプ)への最適処方
ブルベ夏は、ソフトでスモーキー、そして青みを含んだトーンが最も肌の白さを引き立てます。このタイプには「ラベンダー4 : モーブアッシュ3 : シアーベージュ3」といった、やや寒色寄りのシアー調合がベストです。黄みを完全に排除したスモーキーなトーンに仕上げることで、首元から顔まわりの肌トーンが一段明るく見える美肌効果が生まれます。
◆ イエベ秋(オータムタイプ)への最適処方
イエベ秋に青みの強い紫を乗せすぎると、顔色が悪く見えたりくすんだりする原因になります。そのため、薬剤選定では「ウォームベージュ6 : ラベンダー2 : ココアブラウン2」のように、ベージュとブラウンの温かみを土台に据えます。紫はあくまで「黄ばみを抑えて上品さを出すための隠し味」として少量効かせるのが鉄則です。こっくりとした深みと艶が生まれ、オータム特有の大人びたリッチな雰囲気を格上げします。