日本代表が世界5位前後のトップクラスを維持している背景には、戦術の成熟と決定力の向上が挙げられます。しかし、ランキングポイントの増減幅を追うと、日本が直面している「落とせないプレッシャー」のリアルな実態が浮かび上がってきます。
ランキングポイントが大きく変動する最大の理由は、「対戦相手のランクに応じた期待値スコア」にあります。現在の日本は世界トップ5に定着したため、ランキング下位(例えば15位以下の国)と対戦する際は「ストレート勝ち(3-0)が当然」という計算基準が適用されます。そのため、格下相手にフルセット(3-2)までもつれ込んで勝利した場合でもポイントが微減、万が一敗れると1試合で15〜20ポイント近くを一気に失うリスクを背負っています。
一方で、ポーランドやフランスといった上位国に3-0や3-1で勝利した場合には、一撃で10ポイント以上のボーナス加点を獲得できます。上位2カ国との間には約50ポイント前後の開きがあるものの、VNL予選ラウンドからファイナルラウンドにかけて上位直接対決を制することができれば、一気に世界トップ3へ躍り出るチャンスを常に残しています。