タランドゥスオオツヤクワガタ完全攻略!漆黒の輝きと産卵の裏ワザ

タランドゥスオオツヤクワガタ完全攻略!漆黒の輝きと産卵の裏ワザ

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タランドゥスオオツヤクワガタ(学名:Mesotopus tarandus)を初めて手にした者が一様に驚くのが、手に伝わる強烈な振動です。怒ったり興奮したりすると、胸部と腹部を高速で摩擦させて「ブー、ブー」と蜂のような音と振動を放ちます。このバイブレーション現象は天敵への威嚇や求愛行動の一環と考えられていますが、甲虫類の中でも極めて珍しい特徴です。

かつて本種が「幻の難関種」と呼ばれていた最大の理由は、産卵環境に対する極端な偏食性にありました。一般的なクワガタが好むクヌギやコナラの腐植マット、通常の産卵木には一切見向きもしません。自生地の特殊な倒木環境を再現するためには、白色腐朽菌である「カワラタケ」や「レイシ」の菌糸が活性化している材が不可欠であると判明するまで、多くのブリーダーが産卵失敗の憂き目に遭いました。この産卵習性の特殊性こそが、難関種たる所以です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。