大阪市北区の「大阪くらしの今昔館」は、日本で初めて「住まいの歴史と文化」を専門テーマとして開館した大阪市立住まいのミュージアムです。複合ビル「住まい情報センター」の8階から10階に位置し、一歩中へ入ると近代的な都市からタイムスリップしたかのような別世界が広がります。
最大の見どころは、9階に広がる江戸時代・天保年間(1830年代)の大坂の町家や薬屋、本屋などを原寸大で復元したフロアです。瓦屋根の上には猫が眠り、路地の奥には井戸や風呂屋が並ぶなど、細部にわたる徹底した時代考証は見応え十分。約45分周期で夜明けから日没、星空が広がる夜へと館内の照明が変化し、当時の暮らしのリズムをそのまま追体験できます。