Q1:海峡と運河の最もわかりやすい見分け方は何ですか?
A1:最大の判別点は「自然にできた海域か、人間が掘削して作った人工航路か」です。海峡(津軽海峡やジブラルタル海峡など)は何万年もの地殻変動や海面上昇によって自然に形成された海の通路ですが、運河(スエズ運河やパナマ運河など)は人工的に陸地を削って造られたものです。そのため運河には通行料や船幅・水深の人工的制限が厳密に存在します。
Q2:日本の「領海法」で津軽海峡が12海里ではなく3海里にされたのはなぜですか?
A2:昭和52年(1977年)の法改正時、米軍の核兵器を搭載した艦船が通過する際、国是である「非核三原則(持たず、作らず、持ち込ませず)」と抵触することを避けるための政治的・外交的措置として、中央部に公海部分を残す「特定海域」に設定されたためです。
Q3:海峡は他国の軍艦でも自由に通過できるのですか?
A3:国連海洋法条約で定められた「国際航行に使用されている海峡(国際海峡)」においては、沿岸国の安全を害さない限り、潜水艦の潜航通航や軍用機の飛行を含む「通過通航権(トランジット・パッセージ)」が他国に保障されています。そのため、沿岸国であっても正当な国際航行を一方的に拒絶することは原則できません。
Q4:日本で一番狭い海峡はどこですか?
A4:香川県小豆島にある「土庄町(とのしょうちょう)の土渕海峡(どふちかいきょう)」です。最狭部の幅はわずか9.93メートルしかなく、世界一狭い海峡として1996年にギネス世界記録に認定されています。