プラス株式会社は1948年の創業以来、日本のオフィス環境の進化とともに歩みを進めてきました。現在のヘッドクォーターは東京都港区の虎ノ門タワーズオフィスに構えられており、洗練されたライブオフィスとして同社の空間提案力を体現する場となっています。歴代の社長・役員陣には創業家である今泉家のリーダーシップが色濃く反映されつつも、外部環境の変化に合わせた柔軟な事業再編を繰り返してきました。
同社の事業構造は、大きく分けて以下の主要セグメントで構成されています。
- ファニチャーカンパニー(オフィス家具事業):群馬県前橋市の「プラスランド」を中核生産拠点とし、人間工学とデザイン性を両立させたデスクやチェア、空間デザインを展開。
- ステーショナリーカンパニー(文具事業):「フィットカットカーブ」「ケシポン」「ノリノ」など、独自の機能美と特許技術を誇るステーショナリーの企画・開発。
- ジョインテックスカンパニー(流通・B2B調達支援):オフィスだけでなく、学校向けの「スマートスクール」、介護福祉施設向けの「スマート介護」など、全国の文具店・代理店と連携した独自の流通網。
特筆すべきは、東証プライム上場のオフィス通販大手アスクル株式会社との歴史的・資本的関係です。アスクルは1993年、プラス社内の一事業部として岩田彰一郎氏らによって立ち上げられ、1997年に分社化独立を果たしました。その後の資本構成の変化を経てヤフー(現・LINEヤフー)との提携など紆余曲折を経た現在も、プラスはアスクルの筆頭株主・主要株主としてのポジションを維持し、グループのサプライチェーンや購買インフラにおいて極めて重要なシナジーを構築し続けています。