遊覧船の所要時間は約50分。出航すると船は穏やかな海原を滑るように進み、複雑に入り組んだ島々の間を縫う「九十九島南部巡りコース」へと向かいます。この航路には、数々のハイライトが凝縮されています。
特に見逃せないのが、船体ぎりぎりの狭い水路をダイナミックに旋回する「松浦島の間峡」や、ライオンが寝そべっている姿に見える「横島」、兜の形に似た「兜島」などの奇岩群です。船内アナウンスでは、平家落人伝説や島の名前の由来が臨場感たっぷりに語られ、視覚と聴覚の双方から知的好奇心を刺激されます。
船上で最高のパノラマビューを確保するためのベストポジションは、出航直後に確保する最上階オープンデッキの右舷(進行方向右側)です。主要な名所島梁の多くが右舷側に迫るポイントが多く、遮るもののない360度の大自然と心地よい潮風をダイレクトに体感できます。天候が良い日は、迷わずトップデッキへ向かいましょう。