予防接種後の発熱の多くは自然に治まりますが、中には一刻を争う危険な病態が隠れているケースもあります。特に月齢の低い乳幼児では慎重な観察が欠かせません。
危険度「高」:予防接種後 高熱 救急を受診すべきケース
以下の症状が見られる場合は、副反応の枠を超えた急性アレルギー(アナフィラキシー)や重症感染症、熱性けいれん重積の疑いがあります。夜間・休日であっても直ちに救急医療機関を受診するか、119番通報を検討してください。
- 生後2か月〜3か月未満の乳児の発熱(38.0℃以上):細菌性髄膜炎などの重症感染症との鑑別が必要なため、原則として即日受診が必須
- 呼びかけに反応が乏しい、視線が合わない、意識が朦朧としている
- 呼吸が浅く速い、肩で息をしている、胸がペコペコと凹む(陥没呼吸)
- 唇や顔色が紫色・土白色になっている(チアノーゼ)
- けいれん(ひきつけ)を起こし、5分以上止まらない、または左右非対称である
- 接種後30分以内の激しい嘔吐、全身のじんましん、呼吸困難(アナフィラキシーショック)
危険度「中」:翌朝または日中の診療時間内に受診すべきケース
予防接種 発熱 受診の目安として、以下のような状態であれば急激な悪化に注意しつつ、通常の診療時間内に小児科・内科を受診します。
- 発熱が3日以上(48〜72時間以上)続いている
- 解熱剤を使用しても一時的にも解熱せず、ぐったりしている
- 母乳・ミルクや水分を半日以上受け付けず、半日以上おしっこが出ていない(脱水症状)
- 接種部位の赤みや腫れが肘や手首、太もも全体にまで異常に広がっている
夜間や休日に受診を迷った際は、全国共通の電話相談窓口である子ども医療電話相談(#8000)や救急安心センター事業(#7119)を活用し、専門の看護師や医師から直接指示を仰ぐのが確実です。