2023年7月期の世帯平均視聴率を俯瞰すると、配信全盛の時代にあって地上波リアルタイム視聴の強みが極端に分かれたシーズンでした。
日曜劇場『VIVANT』は初回11.5%(関東地区・ビデオリサーチ調べ、以下同)からスタートし、SNS上の考察ブームと連動して右肩上がりに数値を伸ばしました。第8話で14.9%、第9話で14.9%を維持し、最終回では19.6%(瞬間最高24.8%)という驚異的なメガヒットを記録。2023年の全ドラマ中トップの数字を叩き出しています。
一方、月9枠の『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)は、森七菜と間宮祥太朗のW主演で王道の海辺の青春群像劇を描き、世帯平均視聴率は5.6%前後の推移となりました。リアルタイムの数字こそ苦戦を強いられたものの、TVerなどのお気に入り登録数や見逃し配信再生数では常にトップ争いを展開。若年層のタイムシフト視聴に特化した新たな指標を残しました。
各局の主要作品の視聴率推移を整理すると、以下の傾向が明確に浮かび上がります。
・『VIVANT』:初回11.5% → 最終回19.6%(全話平均14.3%)
・『ハヤブサ消防団』:初回10.5% → 最終回10.6%(全話平均9.3%で極めて安定)
・『最高の教師』:初回6.7% → 最終回9.8%(深夜帯に近い枠ながら有終の美)
・『トリリオンゲーム』:全話平均5.5%前後(配信再生とSNS世界トレンドで圧倒的な強み)