2冊の写真集は、ロケーション選びと本人の心理状態が見事にリンクしています。
1st写真集『忘れられない人』のロケ地は、本人の憧れであったフランス・パリ。セーヌ川沿いの散歩やマルシェでの買い物、アパルトマンでのリラックスした時間など、20歳を迎えたばかりの山下美月の初々しさと挑戦が凝縮されました。当時、本人が特番インタビューで語った「背伸びをしすぎず、でも今の自分ができる最大限の表現を詰め込んだ」という言葉通り、ランジェリーカットや水着撮影にも初挑戦。その透明感と大人びた眼差しは大きな話題を呼びました。
対照的に、卒業記念写真集『ヒロイン』の舞台となったのは、陽光あふれるアメリカ・ロサンゼルス(LA)です。「アイドルとしてやりきった姿を届けたい」という本人の強い意志のもと、テーマパークで無邪気にはしゃぐ笑顔から、サンタモニカのビーチ、ナイトプールでのドラマチックなシーン、ホテルのスイートルームで見せた艶やかな佇まいまで、多彩なカットが展開されました。
8年間のアイドル人生で培った自己表現の集大成として、自ら衣装やシチュエーションのアイデア出しにも積極的に関わったと伝えられています。徹底した体作りとプロ意識によって生み出されたカットの数々は、見る者を圧倒する完成度を誇っています。