大衆の関心がいまだ根強い分野のひとつが、FUJIWARA・藤本敏史の現在です。発端となったのは、2023年10月に東京都渋谷区内で発生した乗用車の接触物損事故でした。事故直後に警察への報告を怠った当て逃げの疑いが報じられ、所属事務所の吉本興業から無期限の活動自粛処分が下されたことは、当時のお笑い界に激震を走らせました。
テレビ特番や自著・手記で語られた「頭が真っ白になり、取り返しのつかないことをしてしまった」という生の反省の弁が示す通り、本人は長期にわたる自宅待機と被害者への直接謝罪を徹底。その後、2024年2月下旬に活動再開が公式発表され、約4ヶ月半の沈黙を破ってメディア復帰を果たしました。
藤本の活動休止と復帰を経て迎えた2026年現在、彼のメディア露出スタイルには明確な構造転換が見られます。以前のようなゴールデン帯のひな壇を賑わすガヤ芸人一辺倒ではなく、ルミネtheよしもとをはじめとする劇場漫才への原点回帰と、ABEMAやYouTube配信番組、CS放送などのディープなお笑い番組へと主戦場をシフトさせました。事件直後にネット上で囁かれた「事実上の芸能界追放」「コンビ解散」といった噂は、相方である原西孝幸の献身的な支えと本人の地道な信頼回復活動によって完全に払拭されています。