展覧会の最大の魅力は、普段はスクリーン越しに見ているショーンたちの世界が、驚くほどリアルな立体物として目の前に広がる点にあります。会場に入るとまず目を奪われるのが、精巧に作られた撮影スポット・パペット展示の数々です。
展示空間は、キャラクターごとの個性を掘り下げる初期スケッチやストーリーボードの展示から始まり、実際に劇中で使われた本物のパペット(人形)、そしてショーンたちが暮らす農場を再現した巨大な舞台セットへと続きます。牧場主の家や納屋、トラクターなどの小道具に至るまで、細部に宿るウェザリング(経年劣化の汚し塗装)や質感の表現は、美術作品としての完成度が極めて高く、アニメーションファンだけでなく造形・デザインに関心がある大人をも唸らせるクオリティです。
また、フォトスポットとして指定された特設エリアでは、ショーンやビッツァー、いたずらブタたちと一緒に記念撮影が楽しめる演出も用意されており、思い出作りの場としても充実した構成になっています。