花粉症とアレルギー性鼻炎の違いとは?原因・見分け方と対策を解剖

花粉症とアレルギー性鼻炎の違いとは?原因・見分け方と対策を解剖

花粉症とアレルギー性鼻炎の違いとは?原因・見分け方と対策を解剖について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

今ある鼻の不調がどのような機序で起きているのかを推測するためには、日常生活におけるシチュエーションと身体の反応を丁寧に観察する視点が欠かせない。症状の見分け方として、以下の4項目を基準に照らし合わせるのが有効だ。

第1に「目のかゆみ」の有無だ。植物の花粉は空気中を浮遊して結膜に直接付着するため、季節性アレルギー性鼻炎では高確率で強い目のかゆみや結膜充血を伴う。一方で、ハウスダストを主因とする通年性では鼻症状が優位に出ることが多く、寒暖差アレルギーでは目のかゆみは理論上生じない。

第2に「発症する環境とタイミング」である。朝起きて布団から出た瞬間に激しいくしゃみが出る「モーニングアタック」は自律神経の切り替えと布団に潜むダニ・ハウスダストの巻き上がりが複合した典型例だ。一方、屋外に出た途端に症状が吹き出すならスギ花粉などの季節性、暖かい部屋から寒い廊下へ出た時だけに鼻水が出るなら寒暖差アレルギーの公算が大きい。

耳鼻咽喉科を受診すべき明確な目安としては、「市販薬を5〜7日間服用しても症状がコントロールできない場合」や「鼻づまりによって夜間に中途覚醒し、日中の生産性が著しく低下している場合」が挙げられる。また、鼻水が喉の奥に落ちて咳が止まらなくなる後鼻漏(こうびろう)や、嗅覚障害の兆候が現れている場合は、アレルギー性鼻炎から慢性副鼻腔炎(蓄膿症)へ移行しているリスクがあるため早急な診断が必要だ。

医療機関で行われるアレルギー検査では、少量の採血で39種類のアレルゲンを一度にスクリーニングできるView39検査などが広く活用されている。健康保険の適用対象(3割負担)となるため、アレルギー検査の費用は初診料を含めて5,000円〜6,000円程度で受けられる。確実なアレルゲン特定を行わなければ、生活環境から何を排除すべきかの対策が定まらない。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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