ギャラ飲みとは、飲食や酒席に同席し、その場を盛り上げる対価として報酬(ギャラ)を受け取る行為を指します。発注して対価を支払う側を「ゲスト」、参加して報酬を受け取る側を「キャスト」と呼ぶのが業界内の通例です。歴史を遡ると、港区や渋谷・西麻布界隈で、モデルやタレントの卵を呼んで飲み会を開いた実業家が「タクシー代」名目で数万円を手渡していた慣習が起源とされています。近年では女性キャストだけでなく、イケメン男子が呼ばれる「メンズギャラ飲み」も登場し、エンタメの多面化が進んでいます。
夜の仕事リサーチや法曹関係者の見解を整理すると、ギャラ飲みはキャバクラや会員制ラウンジ、そしてパパ活と混同されがちですが、その業務実態と法的性質は大きく異なります。
キャバクラやラウンジは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)」の許可を受けた店舗内で、専属のスタッフとして接待行為を行います。これに対し、ギャラ飲みの舞台は一般の居酒屋、レストラン、バー、あるいは個人のパーティールームなどであり、特定の店舗に雇用されるわけではありません。
また、ギャラ飲みパパ活違いにおいて最も明確な一線は、「1対1の継続的支援」か「複数人でのスポット同席」かという点にあります。パパ活は特定の男性(パパ)と個人間で関係を築き、定期的な経済的支援を受ける側面が強い一方、ギャラ飲みは基本的に複数人が集まる飲み会の席で、時間単位で場を盛り上げるエンターテインメントの提供業務としての性格を持ちます。1対1の密室関係に依存しない分、暴力や金銭トラブルのリスクを分散しやすい構造となっています。