80代の人工透析と余命の真実|生存率と後悔しない選択基準を徹底解説

80代の人工透析と余命の真実|生存率と後悔しない選択基準を徹底解説

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日本透析医学会の最新統計データによると、透析を新規に開始する患者の平均年齢は70歳を超え、80代での導入も珍しい光景ではなくなりました。気になる80代患者の予後ですが、透析導入後の1年生存率は約75〜80%、5年生存率は約30〜35%前後で推移しています。

ただし、この数値をそのまま受け取る際には注意が必要です。80代の透析患者における余命は、実年齢そのものよりも「フレイル(虚弱)の進行度」「認知機能」「心血管疾患や糖尿病などの合併症の有無」に極めて強く左右されます。自立して身の回りのことができ、重い心疾患のない80代前半の方であれば5年以上の長期生存を果たすケースも少なくありません。

一方で、寝たきり状態や重度の認知症を併発している超高齢者の場合、透析による延命効果が限定的になるばかりか、急激な血圧低下やシャント閉塞といったトラブルが体力を奪い、余命が数ヶ月〜1年程度にとどまる事例も存在します。一律の数値に惑わされず、患者本人の「残された身体機能」を冷静に見極める視点が欠かせません。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。