「日本初のドクターカー導入で知られる千里救命救急センター。命の最前線で何が起きているのか?」――その疑問に対する現場からの回答は、徹底して無駄を削ぎ落とした「初療プロトコルの超高速実行」にあります。特に交通事故や高所転落などに代表される千里救命救急センターの重症外傷治療では、搬入直後の数十秒で蘇生優先順位が判断され、数分以内に出血源を止めるダメージコントロール手術やカテーテル止血術へと移行します。
この驚異的な初動を支えているのが、一騎当千の医療従事者たちです。在籍する千里救命救急センターの医師の経歴を紐解くと、国内外の救命救急センターで研鑽を積んだ日本救急医学会指導医・専門医、日本外傷学会専門医、集中治療専門医らが名を連ねています。過酷な修羅場を幾度も潜り抜けてきた外科系・集中治療系医師がワンチームで待機し、ドクターカー出動要請からわずか数分で出動する機動力を担保しています。
また、同センターの生命線とも言えるのが、熟練した救急看護師の存在です。救急看護認定看護師や集中ケア認定看護師が多数在籍し、急変への即座の対応と患者家族への心理的ケアを両立させています。近年は千里救命救急センターの看護師募集においても、卓越した初期対応力を身につけたい全国の志の高い看護師から応募が集まり、質の高い看護体制が世代を超えて継承されています。