ダウンタイム中の過ごし方において、もっとも色素定着に直結するのが「水分」と「保湿」のコントロールです。アートメイク後の洗顔はいつから再開できるのかについては、各クリニックとも施術後24時間は施術部位を濡らさないことを厳守としています。
傷口が塞がっていない初期段階で水道水に触れると、感染症のリスクが高まるだけでなく、注入した色素が水分と一緒に流出してしまうからです。洗顔料やクレンジング剤を用いた通常の洗顔は、早くても48時間後、可能であれば1週間程度は施術部位を避けて行うのが無難です。
また、アートメイクの失敗を防ぐアフターケアの要となるのが軟膏保護です。クリニックから処方されるアートメイク用ワセリンの塗り方には、明確なコツがあります。
- 清潔な綿棒を使用する:雑菌の繁殖を防ぐため、指で直接触れず、滅菌綿棒を使って薄く均一に塗布します。
- 「米粒大」を薄く伸ばす:厚塗りしすぎると皮膚の呼吸が妨げられ、かえって治癒が遅れます。触れたときにほんのりツヤを感じる程度が適量です。
- 1日2〜3回、乾燥を感じる前に塗る:傷口を乾かさない「湿潤療法(モイストヒーリング)」を維持することで、かさぶたが分厚くなるのを防ぎ、色素の均一な定着を助けます。