ナメクジ対策において決して軽視してはならないのが、人獣共通感染症を引き起こす「広東住血線虫(カントンジュウケツセンチュウ)」のリスクです。
この寄生虫はナメクジやカタツムリを中間宿主としており、誤って体内に取り込んでしまうと、好酸球性髄膜脳炎などを発症し、激しい頭痛、発熱、麻痺、重篤な場合は後遺症や死に至る恐れがあります。
安全を守るための重要ルールは以下の通りです。
- 絶対に素手で触らない・潰さない:駆除する際は割り箸やビニール手袋を着用し、新聞紙やティッシュで包んで密閉廃棄します。踏み潰して体液を飛散させる行為は厳禁です。
- 触ってしまった場合の対処法:万が一素手で触れてしまった場合は、慌てずに流水と薬用石鹸を使い、爪の間まで数分間かけて入念に泡立てて洗い流してください。粘液が残っている感覚がある場合は、アルコール消毒液を併用します。
- 野菜の洗浄と加熱調理:家庭菜園で収穫した葉物野菜やベランダ付近に置いた野菜は、ナメクジが這った痕跡がないか確認し、流水で一枚ずつ丁寧に洗うか、十分に加熱して摂取してください。