BOØWYが日本のロック史において唯一無二とされる最大の理由は、氷室京介布袋寅泰作曲という二人の天才による奇跡的な化学反応にあります。
氷室の生み出すどこか歌謡曲的な情緒を含んだ美しいメロディラインと、布袋が持ち込んだイギリスのニューウェイブやパンクをルーツとするエッジの効いたコードワーク。この二つが融合したことで、誰にでも口ずさめるポップネスと、ギター小僧を唸らせる高度な音楽性が完璧に同居しました。
特に布袋寅泰ギターソロ名曲群に見られる構築美は圧巻です。「JUSTY」や「BEAT SWEET」におけるリフとソロの絡み合い、「ホンキー・トンキー・クレイジー」での小気味よいフレーズなど、ただ速く弾くだけではなく「ギターで歌を歌う」ようなソロワークは、後のJ-ROCKギタリストに計り知れない影響を与えました。