JICA(Japan International Cooperation Agency/独立行政法人国際協力機構)は、外務省が管轄する独立行政法人の役割を担う公的組織です。開発途上地域等の経済および社会の発展に寄与し、国際協力の促進と日本および国際社会の健全な発展を目的として設立されました。
組織の原点は1954年のコロンボ・プランへの加盟に遡ります。その後、1974年に旧「国際協力事業団(JICA)」が発足し、海外技術協力事業や青年海外協力隊の派遣を本格化させました。大きな転換期となったのは2008年10月の組織再編です。それまで国際協力銀行(JBIC)が担当していた有償資金協力(円借款)と、外務省が担っていた無償資金協力の一部がJICAへ統合され、技術協力・有償資金・無償資金の「3つの援助手法を一元的に実施する世界最大規模の二国間援助機関」へと生まれ変わりました。
現在では世界約90カ国以上に海外拠点を構え、職員数は約2,000名。日本の対外政策の柱であるJICA ODA(政府開発援助)の実施フェーズを一手に引き受ける巨大プラットフォームとして機能しています。