麻布十番納涼まつりがグルメ通から熱烈な支持を集める理由は、一般的な縁日屋台とは根本的に異なる出店構造にあります。最大の特徴は、麻布十番商店街に軒を連ねる高級店・老舗飲食店の直営屋台と、日本全国の市町村が郷土の味を持ち寄る「おらがくに自慢」の2大柱で構成されている点です。
商店街エリアでは、普段は予約困難な名店や高級中華、老舗の味がリーズナブルなワンハンドスタイルで提供されます。例えば、極上の焼き鳥で知られる老舗や、有名中華料理店「富麗華」の焼き小籠包・北京ダック、老舗焼肉店による特製和牛串など、1串1,000円前後のプレミアム価格帯でありながら長蛇の列が途切れません。また、スーパー「ナニワヤ」名物のローストビーフなど、地元住民に愛されるソウルフードも瞬く間に完売します。
一方、パティオ十番から十番通りにかけて展開される「おらがくに自慢」エリアには、北海道から沖縄まで全国50以上の自治体が集結。産地直送のホタテ焼き、仙台牛の串焼き、信州の地ビール、宮崎の地鶏炭火焼きなど、本場の味と地酒を原価に近い良心的な価格で楽しめます。出店場所のマップは当日配布の公式パンフレットや商店街入口の案内板で確認できますが、主要な人気ブースは開場から1時間足らずで30人以上の待機列が形成されるため、目当ての品は最初に確保するのが鉄則です。