「太ってお腹が出てきただけなのか、それとも内臓に異常があるのか」という疑問を抱く方は少なくありません。張りや硬さの正体を見分けるには、体内で起きている物理的な変化を理解することが大切です。
日常的に多くの人を悩ませるのが、お腹の張りやガスだまりです。早食いや炭酸飲料の過剰摂取、腸内フローラの乱れによって異常発酵が起きると、腸管内に大量のメタンガスや水素ガスが充満します。風船が限界まで膨らんだような状態となり、腹壁が外側へ強く押し出されてカチカチの感触を作り出します。
また、体型変化に伴う硬さとしては内臓脂肪と皮下脂肪の違いが挙げられます。指でつまむことができる柔らかい脂肪は皮下脂肪ですが、筋肉の内側、腹腔内の腸間膜に蓄積する内臓脂肪は、腹圧を高めてお腹全体を太鼓のように硬く張り出させます。いわゆる「リンゴ型肥満」と呼ばれる状態で、生活習慣病の引き金になりやすい特徴があります。