階段に並ぶ閣僚たちの立ち位置は、決して本人の気まぐれや到着順で決まっているわけではありません。そこには「内閣席次(ないかくせきじ)」と呼ばれる国家機関の厳格な序列ルールが適用されています。
基本となる立ち位置の決定要素は以下の通りです。
- 最前列・中央:内閣総理大臣(政権のトップ)
- 最前列・左右:副総理(指定がある場合)、官房長官、内閣総理大臣臨時代理就任順位の上位閣僚(外務大臣、財務大臣、総務大臣などの主要閣僚)
- 中段列:主要省庁の大臣(経済産業、厚生労働、防衛、国土交通など)や、再入閣・閣僚経験の豊富な実力者
- 上段・後列:初入閣の閣僚、特命担当大臣、内閣官房副長官、内閣法制局長官
並び順は、省庁の設置順(総務省、法務省、外務省、財務省…)や「総理臨時代理の指定順位」をベースにしつつ、議員としての当選回数や閣僚経験年数といった政治的キャリアが加味されて最終決定されます。初入閣を果たした議員が上段の端に控えめに立つ姿は、まさに政界における序列と初々しさを如実に示す光景です。