細木氏を取り巻く黒い人脈の中で、特に世間の耳目を集めたのが後藤組の噂です。当時、静岡を拠点に武闘派として恐れられていた指定暴力団山口組系「後藤組」の組長・後藤忠政氏との間に、多額の債権回収やトラブル仲介を巡るパイプが存在したという疑惑が報じられました。
『魔女の履歴書』によれば、細木氏がかつて関与した出版利権や有名芸能人の金銭トラブル処理において、後藤組をはじめとする組織の影がちらついていたと指摘されています。裏社会の実力者の名前を背景にちらつかせることで、相手を威圧し有利な条件を引き出す手法は、彼女の処世術の一環であったと伝えられています。
さらに注目されたのが、冠番組『ズバリ言うわよ!』で絶妙な掛け合いを見せていた島田紳助との関係です。島田紳助氏自身、2011年に暴力団幹部との密接な交際(いわゆる黒い交際)を理由に芸能界を電撃引退することになりますが、昭和・平成のテレビ界には、表舞台のスターと裏社会のパイプ役が暗黙の了解として共存していた構造がありました。細木氏と紳助氏の共演は、まさにそうした時代の空気を象徴する力学の上に成り立っていたと言えます。