一方で、SNS発のD2Cビジネスが若年層の心を掴んでいる。中間マージンを省いた高品質なウェアを提供する彼らは、当初ネット専業でスタートしたものの、現在では都市部でのポップアップストアや常設店舗の出店を急速に進めている。「画面越しでは生地の質感や着心地が分からない」という顧客の声に応えるためだ。
ここで重要になるのが、オンラインとオフラインを融合させるOMO戦略である。例えば、日本最大級のファッション通販サイトであるZOZOTOWNと実店舗の連携だ。実店舗でQRコードを読み込めば、ZOZO上のレビューやスタイリング集が即座に閲覧でき、気に入ったアイテムはオンラインのカートに保存できる。店舗とECが対立する時代は去り、双方が補完し合うことで購買のハードルを劇的に下げている。