当時のテレビドラマ業界において、『コード・ブルー』がもたらした衝撃は極めて大きかった。従来の医療ドラマにありがちだった病院内の権力闘争や過度な人間模様の演出を極力削ぎ落とし、現場のリアルな医療現場と救急医たちの格闘をダイレクトに描いたからだ。
空を駆けるドクターヘリの雄姿と、地上の救急搬送を受け入れる院内放送のスピード感。これらが一体となった演出手法は、その後の医療系エンターテインメントの標準を大きく塗り替えた。単なるエンタメにとどまらず、日本におけるドクターヘリ事業の認知向上や救急医療の重要性を社会に広く周知させた功績も計り知れない。