2008年の衝撃的な登場以来、矢島美容室が残した楽曲群は単なる番組企画の域を遥かに超えていた。デビュー曲から映画主題歌、アルバム収録曲に至るまで、すべての歌詞に並外れた遊び心と高度な音楽性が同居している。
「PAWAHURI NIGHT」や「SAKURA -ハルヲウタワネバダ-」など、彼女たちが発表した楽曲の歌詞を紐解くと、昭和ポップスの哀愁とディスコサウンドの疾走感が脈打っていることがわかる。英語風に聴こえる日本語の語呂合わせや、カタカナを効果的に配したフレーズのリフレイン。聴く者の耳を一瞬で捉える言葉選びは、J-POPの黄金期を支えたトップクリエイターたちの技術を結集した芸術作品だ。