「卸問屋の中抜き」と言われて久しいEC時代において、組合に所属する問屋たちは自らの存在価値を再定義した。単に仕入れて売るのではなく、窯元ごとの得意分野を見極め、市場ニーズに応じた製品設計を指揮する「プロデューサー」としての役割である。
AIを活用した消費トレンドの解析データを加盟窯元へフィードバックし、需要の急増が見込まれる形状や色合いをタイムリーに企画。これにより、無駄な作り置きをなくしながら、消費者には「いま欲しいデザイン」を適正価格で届けるサプライチェーンの最適化を実現した。卸の介在こそが、小規模な窯元の生存戦略を支える要となっているのだ。