1971年、日本中を揺るがす大ニュースが駆け巡る。プロレス界のスターであるアントニオ猪木との結婚だ。世紀のカップル誕生として大々的に報道され、豪華絢爛な披露宴は当時の芸能・スポーツ界のトップトピックとなった。二人の生活は常に脚光を浴び続け、波乱に富んだものとなった。
新日本プロレスの立ち上げや事業の興亡など、猪木が幾度となく直面した危機において、倍賞美津子は常に力強く夫を支え続けた。過酷な現実から逃げずに正面から向き合うその姿は、周囲の関係者からも深く尊敬されていた。後年の離婚劇を含め、二人が織りなした強い絆と濃密な時間は、昭和の芸能史に深く刻まれている。