ドラゴンフルーツを食べる際、多くの人が鮮やかな外皮をそのままゴミ箱に捨ててしまいます。しかし、植物生理学や食品栄養学の観点から見ると、果皮および果皮直下の粘膜層には果肉以上のポリフェノールや食物繊維が凝縮されています。
「ドラゴンフルーツの皮」は安全に美味しく食べられる
表面のとがったトゲ(ウロコ状の突起)を包丁で薄く削ぎ落とし、よく水洗いした外皮は、立派な調理素材になります。生のままでは繊維質ですが、加熱するとオクラやモロヘイヤのような独特の粘り気(ムチン質・水溶性ペクチン)が生まれ、驚くほど柔らかくなります。
- 果皮のきんぴら:皮を細切りにし、ごま油で炒めて醤油・みりん・鷹の爪で味付け。シャキシャキ感とトロミが絶妙な小鉢に仕上がります。
- 果皮の天ぷら:一口大に切った皮に薄く衣をつけて高温でカラッと揚げると、外はサクサク、中はトロリとした新食感が楽しめます。
- ピクルス・浅漬け:白ワインビネガーや浅漬けの素に一晩漬け込むと、鮮やかなルビー色の箸休めが完成します。
風味を落とさない冷凍保存方法
ドラゴンフルーツは水分量が約85〜90%と非常に高いため、常温放置すると数日でカビや果肉の軟化が進みます。すぐに食べ切れない場合は、カットした状態で保存容器または密閉式フリーザーバッグに入れ、平らにして急速冷凍してください。
冷凍庫で約3〜4週間保存可能です。完全に解凍するとドリップ(果汁)が出てブヨブヨの食感になってしまうため、食べる際は「凍ったままスムージーに投入する」か、「室温で5分ほど置いた半解凍(シャーベット状)のシャリシャリした状態」で味わうのが鉄則です。