行政のトップとしてかじ取りを担う吉住健一新宿区長は、安全安心の確立と街の経済的活力の維持という二律背反の課題に向き合い続けている。新宿区が目指すのは、ただ街を監視で縛り付けることではない。
区が推進するデジタルトランスフォーメーション (DX)は、夜間の経済活動を活発化させるナイトタイムエコノミー産業を健全に育てるための基盤でもある。夜間の人流データや購買傾向をオープンデータ化し、クリーンな事業者が参入しやすい環境を整えることで、従来のいかがわしいイメージを一新しようという狙いだ。規制と支援の絶妙なバランスこそが、歓楽街の持続可能性を左右する。