なぜ「レゼ編」はTVシリーズの第2期ではなく、劇場版というフォーマットで制作されることになったのか。この疑問を紐解くと、制作スタジオMAPPAの緻密な戦略が見えてくる。
原作における「レゼ編(爆弾の悪魔編)」は、デンジと謎めいた少女レゼの切ないボーイ・ミーツ・ガールでありながら、中盤以降は市街地を舞台にした怒涛の超絶バトルへと雪崩れ込む。物語としての起承転結が1本の映画として極めて美しく完結する構成となっているため、映画館の巨大スクリーンと立体音響で表現するに最もふさわしいエピソードなのだ。
業界内では、この劇場版『レゼ篇』の興行および配信の成功が、その後に続く「刺客編」や「銃の悪魔編」を描くTVアニメ第2期や続編シリーズへの大きな足がかりになるとみられている。MAPPAからの公式発表やティザー映像からも、スタジオの総力を結集した意気込みが伝わっており、今後の配信プラットフォームとの連動企画からも目が離せない。