どれほど優れたスクープを連発しようとも、同紙が政党の機関紙であるという事実からは逃れられない。自民党や与党の政治資金問題には極めて鋭い刃を向ける一方で、自党の政策決定過程や内部規律に対する批判的検証はほぼ皆無であるという批判は常に付きまとう。
真の報道機関であれば、自らの所属する組織に対しても批判の眼差しを向けるべきだという正論に対し、政党紙という立場は客観性と中立性の限界をさらけ出す。読者が記事を読む際には、その高い調査能力を評価しつつも、記事の背後にある明確な政治的意図やイデオロギーのフィルターを差し引いて読むリテラシーが求められている。