画面上のキャラクターを動かす対戦型格闘ゲームと、オクタゴンやリングで殴り合う総合格闘技。一見するとまったく別物のアプローチに思えるが、ジョビンにとっては地続きの「闘い」そのものだ。RIZIN FIGHTING FEDERATIONでの過酷な打撃戦を潜り抜けてきた男が、なぜeスポーツという領域にこれほど深く没入したのか。
「画面の向こうにいるのはプログラムではなく生身の人間だ」――彼が配信で繰り返し口にするこの一言に、彼の哲学が凝縮されている。相手の癖を読み、揺さぶりをかけ、焦りを誘う。リングの上で研ぎ澄ませた肉体的プレッシャーの駆け引きを、そのままデジタル上のフレーム単位の読み合いに昇華させたことが、彼のプレイスタイルの最大の強みとなっている。