SNSやコミュニティサイトでは、発売日当日になるとセブン一番くじ売り切れ情報がリアルタイムで飛び交います。なぜ発売初日のごく早い段階で「完売」の札が貼られてしまうのでしょうか。
ネット上の口コミや現場を訪れたファンの証言を精査すると、明確な構造的要因が浮かび上がってきます。
第一に、「深夜巡回グループの存在」です。人気アニメやゲームタイトルのくじでは、前日22時頃から車で複数のセブン-イレブンを回り、品出しされた瞬間に上位賞が出るまで引き続ける、あるいはロットごと買い占めるユーザーが一定数存在します。店舗側としても、深夜帯に在庫を一掃できることは売上確定と在庫リスク低減のメリットがあるため、回数制限が設けられていない店舗ではその場で完売に至ります。
第二に、「一番くじラストワン賞を狙う終盤の争奪戦」です。一番くじは最後の1枚を引いた購入者が特別仕様のフィギュアなどを手に入れられる仕組みになっています。上位賞が残ったまま残り枚数が10〜20枚程度になると、SNSで「〇〇店、残り15枚でA賞あり」といった情報が拡散され、駆けつけた別のファンが一撃で全買いする現象が頻発します。
知恵袋や掲示板に投稿された「朝8時に行ったのに跡形もなかった」「店員さんに聞いたら昨日の夜中に全部出たと言われた」という悲痛な声の多くは、こうした深夜の集中購買と情報拡散のスピードに起因しています。