同院の代名詞とも言えるのが、手術支援ロボット「ダビンチ(da Vinci)」を駆使した低侵襲心臓手術(MICS)です。従来の開心術では胸骨を約20〜25cm縦に切開する必要がありましたが、ロボット支援心臓手術では側胸部に数箇所の小さな穴を開けるだけで精密な処置が完結します。
ダビンチ手術の最大のメリットは、「出血量の極小化」「術後疼痛の軽減」「社会復帰までのスピード」です。骨を切らないため感染症リスクが低く、手術後わずか数日から1週間程度で退院できるケースも珍しくありません。渡邊医師率いる医療チームは、ロボット支援下僧帽弁形成術や冠動脈バイパス術において国内屈指の執刀実績を積み上げています。
さらに、高齢者や体力の低下した患者に対するカテーテル治療「TAVI(経カテーテル大動脈弁植え込み術)」にも注力しています。胸を開かず太ももの付け根などから人工弁を留置するこの術式は、身体への負担を最小限に抑える選択肢として心臓弁膜症治療の現場に定着しています。