地上173メートルの風を肌で受ける「空中庭園展望台」へ向かうなら、時間帯の選択が生死を分ける。観光・インバウンド産業の盛り上がりとともに、夕暮れから日没後にかけてのチケットカウンターは混雑の極みに達する。ベストな攻略法は、日没予定時刻の45分前には入場を済ませておくことだ。西の空がオレンジから深い群青へと移ろう「マジックアワー」を、39階の屋内ギャラリーではなく、40階から屋上へと続くオープンエアのルミ・スカイ・ウォークで待機して迎えるのが最もスマートな回り方だ。
35階から空中を斜めに貫くシースルーエスカレーターは、まるでSF映画のワープトンネル。ここでの撮影に夢中になる来訪者も多いが、人の滞留が起きやすいボトルネックでもある。下りエスカレーターのほうが比較的空いており、夜間に下界の光へ飛び込むようなスリリングなアングルを狙えることは意外と知られていない。事前WEB予約チケットのQRコードを手元に用意し、エレベーター待機列の先頭グループをキープすることがストレスフリーな鑑賞の鍵となる。