かね折れ階段で後悔する理由とは?安全性と家具搬入の落とし穴を解説

かね折れ階段で後悔する理由とは?安全性と家具搬入の落とし穴を解説

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意匠性と機能性のバランスが良いはずのかね折れ階段ですが、住み始めてから後悔を感じるケースには共通したパターンが存在します。設計段階で見落とされがちな代表的リスクは以下の3点です。

1. 大型家具・家電の搬入が物理的に不可能になる
かね折れ階段で最も多いトラブルが、2階リビングや2階寝室への家具搬入問題です。90度の屈折部があるため、クイーンサイズのベッドマットレス、大型冷蔵庫、長尺の本棚などを旋回させる際、壁や天井、手すりに干渉してしまいます。結果としてクレーンによる窓からの吊り上げ搬入を余儀なくされ、数万円単位の追加出費が発生する事例が目立ちます。

2. 踊り場を三角形に分割したことによる踏み外し事故
面積を節約しようとして曲がり角部分を「3段曲がり」「4段曲がり」といった三角形の回り段にするケースがあります。この場合、内側の踏み面(足を乗せる幅)が極端に狭くなり、急いで降りる際に足を滑らせる危険性が跳ね上がります。特に高齢者や小さな子どもがいる世帯では深刻な転落原因になり得ます。

3. 直階段に比べて建築・造作コストが上乗せされる
一直線にプレカット部材を渡す直階段に対し、かね折れ階段はコーナー部の壁補強や複雑な取り合い加工が必要になります。標準仕様からの差額オプション費用として10万〜30万円程度のコストアップが生じることが一般的です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。