都市部を中心に展開するナチュラルローソンに足を踏み入れると、風景は一変する。専用のベーカリー什器には、認証を受けた国産米粉100%の個包装パンや、玄米ブレッドが堂々と鎮座している。同店が独走できる最大の理由は、調達網の柔軟性と、感度の高い顧客層の集積にある。専属のオーガニック・アレルゲンフリーメーカーと直接提携し、店舗単位でのきめ細かな仕入れを可能にしているのだ。
ここで整理しておきたいのが、コンビニ健康食の代名詞となった「ロカボ(適正糖質)」とグルテンフリーの決定的な違いである。株式会社ローソンが牽引してきたロカボ商品は、糖質を抑えるために小麦ふすま(ブラン)や大豆粉、そして小麦由来のグルテンをむしろ濃縮して活用することが多い。「糖質オフ=グルテンフリー」という誤解を抱いたままブランパンを口にすれば、小麦を避けている身体には真逆の負荷がかかる。この2つの概念を明確に切り分けるリテラシーが求められている。