順風満帆に見えるキャリアの裏で、渋谷龍太は幾度となく身体の限界と向き合ってきました。
特に記憶に新しい試練が、2018年に発症した腸閉塞による緊急入院と一時的な休養です。バンドが急速に動員を増やし、日本武道館単独公演を控える過密スケジュールの中で突如襲った病魔により、一部のライブ延期を余儀なくされました。
さらにボーカリストの命である喉のトラブルとも常に戦い続けてきました。過酷なツアーの連続で喉を酷使しながらも、徹底した日々のボイストレーニングやメディカルケアを取り入れ、より強靭かつ柔軟な発声法へとアップデートを重ねてきました。
こうした病気や挫折を経験したからこそ、彼の歌声には単なる技術を超えた「命の重み」が宿るようになり、完全復活を遂げた後のパフォーマンスは以前にも増して凄みを増しています。