では、怒涛のように押し寄せる夜の思考ループを断ち切るにはどうすればよいのか。近年、睡眠クリニックやメンタルヘルス分野で注目を集めているのが「認知シャッフル睡眠法」や「ブレインダンプ」といった行動科学的アプローチだ。
認知シャッフルとは、無作為な単語やイメージを頭の中で浮かべることで、脳の論理的思考パーツを強制的にストップさせる手法である。脳に「今は論理的に物事を分析する時間ではない」と勘違いさせるわけだ。また、ベッドに入る前にノートに不安を書き殴る「ブレインダンプ」も、思考を脳の外へ外部化する効果的な手段として専門家から推奨されている。